お金を貸して

「お金を貸して」

この言葉。
あまり好きな人はいませんよね。
言うのも、言われるのも
いい気持ちはしません。


お金が足りないということは
夫さんにも言うことができないのに
とても、ほかの方にお願いする
なんていうことは、私にはできません。

が、つい最近も言われちゃいました。

絶対にお金に余裕があるようには
見えるはずもないと思うので
私だけではなく、ほかの方にも
きっと声をかけているんだと思います。


言われたのは２人。
１人は、友達の妹。
ですが、子供同士が同級生だし
もともと実家が近所で、下の名前で
呼び合うような関係です。

この子は、決して悪い子ではない・・・
と信じたいのですが
なぜだかお金のことには駄目なんです。
浪費家なんだろうなぁと思います。

収入がないなら、ないなりの生活を送れば
それほど問題はないように思うんです。
働いてはいるんですから。
何に使っているのかは不明ですが
（たばこや携帯代？）
とにかく借金が多い！！
自宅は競売にかけられ
自己破産もしているし
もう、その他もろもろです…。

かなり危険な金銭感覚なので
絶対にお金を貸すことはありません。


そして、もう一人も
子供の同級生のママさんです。
最初の子の「お金を貸して」と
言ってくる額は数万円～数十万円単位。
でも、この方は数千円なんです。

毎日顔を合わせるし
返してくれるだろうとは思っても
やはり、お金のことは・・・ね。


実は、この方には１回だけ貸しちゃったんです。
皆さんにも借りているらしいと
のちのち噂で聞きました。
（私が貸したことは言っていませんし
　　　私からは誰にも聞いていません。
　　　家族にだけ話したら、その方の
　　　前のお勤め先の数人が
　　　何度か貸していたらしく
　　　噂を知っていたんです）

療育サークルで一緒になり
「財布を忘れて、帰りに買い物したいから
　　　　5000円を貸してほしい」と頼まれました。
私も
（ん？1回帰ってから行けばいいんじゃないの？）
とは思ったのですが、そのくらいなら・・・
と思い、ＯＫしたのはいいのですが
サークルに行く前にセブンイレブンに寄って
nanacoにチャージしたのをすっかり忘れていて
財布を開けたら1000円しか入ってなかったんです。

ものすごく気まずくて、恥ずかしかったです。

私はそのまま帰宅する予定だったので
財布が空っぽになっても構わなかったんです。
「1000円しかなくてごめんなさい」と
何も疑わずに貸しました。

しかし、返してもらったのは
1か月半くらいたってから。
もう1000円なら、落としたと思って
半ばあきらめていました。

その後も3回、貸してほしいと
電話が来ました。
（半年の間に合計4回になります）

数万円となると断りやすいのですが
3000円～5000円だとどうにも断りづらくって。
でも、そうして少ない金額を
数人の方から借り、給料日に返すという
悪循環の自転車操業がわかったので
その後はお断りしています。


でも、お金のことをお断りするのって
私のほうは悪くないと思うのですが
ものすごく嫌な気持ちになり
ガクッと疲れがきて落ち込みます。

なんだか自分がちっぽけで
おケチな人間じゃないか…
と考えたりしたりも。


でも、お金のことは親兄弟でも
貸し借りはしないようにと
わりとどこの家庭でも言われているのでは？
と思うんです。
どんなに少額でもしこりが残りやすいですよね。


どうにか、角が立つこともなく
うまい断り方がないものかと
考えたりもするのですが
その時になると
「いま私も仕事辞めて
　　　　働いてないから余裕がなくて」とか
「お金の貸し借りって
　　　　夫さんが怒るんだよね」
みたいな感じになっちゃいます。

お金がないのも、夫さんが怒るのも
どっちも事実なのですが
正直なところ、面倒なことはお断り
って思っています。

返してもらえなくてももやもやするし
断るのも気分が沈む。
断るのが苦手ということを知っていて
言われる私に隙があるのかとか
考えなくてもいいことまで・・・。

また電話がくるんじゃないかと思うと
本当に憂鬱になってしまいます。

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